牧場物語 ハーベストムーン(PS)

スーファミ版で少しプレイしたことのある、牧場物語のプレステ版。
「ほのぼの牧場ライフ」というキャッチフレーズで、牧場生活を楽しめる。
昨今の、気合を入れないと電源入れる気も起きない超大作RPGなどに比べ、
気軽に楽しむことが出来る上、気軽に始める割にはかなりの時間プレイしてしまうというゲーム。

ゲーム自体は、シュミレーション…なのか、これは??
主人公は、おじいちゃんの遺産(?)の荒れ果てた牧場に来て、牧場を復活させていきます。
まずはお金も大してないので、牛を買ったりするのは夢のまた夢なので、とりあえず農作業から。
最初は、カブの畑を作っていくとよいでしょう。
このへんですでに、牧場…?農業…?という疑問が頭をよぎりますが、気にしません。

と、いうか、実はこの農作業はかなりハマります。
まず、雑草などを刈って整地して…クワで耕して…種を蒔いて…毎日水を撒きます。
すると、何日かするとカブが収穫できるので、これを出荷して収入を得ます。
この収穫ですが、主人公が朝起きて、カブが出来ているのを見たときの感動といったら!
これが作る喜びなのねっ!!という、なんか人間として大切なことを実感できるすぐれモノ。

適当にお金がたまったら、ニワトリを買うといいでしょう。
ニワトリは、一羽買うと、その卵を孵卵機にかけて、どんどん増やせます。
一羽しか買ってないのに増えていいのか?という疑問は却下です。
卵は毎日産んでくれるし、そのうち、「マヨネーズメーカー」を買うと、マヨネーズに出来ます。
ちなみに、ヒヨコが可愛いです。まるいです。いやーん、もー、可愛い〜♪
また、ニワトリは夜に外に放置すると山から降りてきた野犬に喰われるので、ちゃんと柵で囲みましょう。
しかし、この野犬は鎌などで乱暴に追い払えます。楽しいっす。ギャワンギャワン。

更にお金がたまったら、羊や牛も買えます。ちなみに、牛などは、「うしのたね」などを使うと
妊娠させることが出来て、そこから増やすことも可能です。しかしなぁ、種かい…(^^;
他に、釣り竿で釣ってきた魚を養殖するための池もあるし、ウマとイヌも飼ってます。ホントに全く、牧場ライフは多様です。

しかし、このゲームの楽しみは、なんといっても結婚です。
街には、5人ほど適齢期の女の子たちがいます。
彼女たちに、毎日プレゼントを贈って好感度をあげて、プロポーズします。
ちなみに、自宅を2回ほど増築してベッドを二つにしなければプロポーズ出来ない仕組みです。
私としてはむしろ、ベッドはひとつの方がいいと思うのですが、そうもいかないようです。
プロポーズに成功すると、1週間後に挙式が行われます。ゲーム中では、「ああっ、1週間は長い!」と思いますが、
現実世界に照らし合わせてみると、早すぎ。しかも、女の子の両親などの了承もいりません。簡単。
こうして、1人でわびしかった牧場にお嫁さんが来ました。朝から、「おはよう、あなた♪」などと言うので
もー、嬉しいのなんのって。しかし、お嫁さんは家の中にいるだけで何の役にも立ちませんが…。

実は、主人公が街に来たばかりの頃は、どの女の子にも恋人一歩手前くらいのボーイフレンドがいます。
どの子を選んでも、なんとなく略奪愛っぽいですが、むしろ、そいつに鎌で切りかかるくらいの気合でいきましょう。

ほか、このゲームには「収穫祭」「海開き」「牛祭り」など、かなりのイベントがあって楽しいですし、
自宅を増築すれば、自分で作った野菜などで料理が作れるので大満足です(私は料理のあるゲームが好き(笑))。

最後にひとつ…。このゲームは、前述のように「ほのぼの牧場ライフ」が売りなのですが、
ゲームに慣れれば慣れるほど、「殺伐牧場ライフ」になってきます。
大体、こんな感じになります。↓
「ふぅ、自宅増築のための資材が足りないよ。今日も木を切るか…」
「あーもー、お手伝いのコロポックル!!水撒きくらいちゃんとやれ!!」
「ううう、畑が広すぎて水撒きと収穫がつらい…つらすぎる…」
「せっかくプレゼント持ってきたのに!ヤツ(狙ってる女の子)はどこいった!!」
「はぅー、明日雨だからって家畜を小屋に入れてたら深夜に…今日も徹夜か…」
「ふー、女の子のプレゼントの花でもとりに、山登りかぁ…」
「この忙しいのに野犬だぁ!!くそぉ、鎌でザクザクしてやる、イヒヒ…」
こうしてみるとつらそうですが、面白いです。ホントです。

間違っても、「なお」が勧めるゲームは全部クソゲーとか思わないで下さい(笑)


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