クラッシュバンディクー(PS)

クラッシュバンディクーは、「あのクラッシュが帰ってきた!」などと言って、
アドバンスで発売されたり4まで出たりしており、とても面白いゲームのように感じられます。
しかし、私がプレイした初代クラッシュバンディクーは、
とてもクソゲ‥いやいや、難易度が高めでセーブ方法が個性的でステキな感じのゲームでした。

まず、クラッシュバンディクーがどんなゲームかと言いますと、3Dアクションゲームです。
変なカンガルーのようなキャラを操ります。
彼はマッチョな外見とは裏腹にとても貧弱で(説明書にもそんなことが書いてある)敵に当たるとすぐ死にます。
そんな彼が色々あって村人を助けに行くことになるのです。ちなみに発売年は1996年です。
このゲームは2コ下の弟が「ねえちゃんアクション好きだよな?オレ挫折したからこれやって」
と言って持ってきた代物だったのですが‥。

プレイスタート!まずは主人公のクラッシュを操り、海辺から森の中へ移動していきます。
‥画面の奥に向かって。
超斬新です!その頃の私は、3Dアクションで奥に進んだことがなかったのでかなりびっくりしました。
びっくりついでに、いきなり穴に落ちました。‥奥に進むので遠近感が取りづらいのです。

アクション自体はわりと爽快な感じなのですが、この「3Dなのに奥に向かって進む」のは難しくてキレそうになります。
それでも穴があるとか、移動する床があるとかいうレベルなら私も我慢してプレイしていたのですが、
つり橋ステージでジャンプ台が連続しているとか、
画面奥からタルが転がってくるので、それが高くバウンドした時に下をくぐるとかいった面になると、
「なんで横スクロールじゃねえんだYO!」って叫びたくなるくらい難易度が高くなります。

また、横スクロールの面もあるにはあるのですが、画面奥の壁から槍が出てきたりします。
マリオでいえば、背景から槍が出てくる感じです。
これも遠近感がないため、どのあたりから当たり判定が発生しているか釈然とせずに死にました。

つり橋ステージで限界を感じた私は、攻略本を買いました。読んでみました。
元々クラッシュは外国産のゲームだそうです。
なるほど、だから難易度が高いんですな。納得(外国産のゲームは基本的に難易度が高いです)。

開発者のコメントの欄を見てみると‥
「つり橋ステージは難易度が高すぎるという意見があったので、日本版にする際に難易度を下げました」

‥えええーー!!あれで難易度が下がってるだと!?外国のみなさん尊敬しました。
ぼくが悪かったですごめんなさい。
しかも攻略本買ったからってその面がクリアできるわけでもなく。
隠しステージの位置がわかる程度にしか役に立たなかった‥。

そして最初に言った、セーブ方法!これがまた個性的。セーブは、セーブアイテムを3個集めないとできません。
しかも、アイテムを3個集めると強制移動するセーブステージをクリアしないとセーブできないのです!!
更に、一度セーブしてしまうとセーブアイテムが復活しないのでこりゃもう大変。
一生懸命先のステージに進むしかありません。
かといって、一ステージにひとつあると決まっているわけでもないので泣きそうになります。

ここで攻略本の開発者のコメント欄‥
「セーブアイテムが少ないという意見があったので増やしました」
外国の方、ホント軟弱な自分でごめんなさい。

みんなも外国との文化の違いを体験してみないか?きっと安く売ってるヨ。
ちなみに私はクリアできずに、ステージ攻略率70%くらいで挫折したのでぜひ私を超えて下さい。


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