ファイアーエムブレム−紋章の謎−(SF)

ファミコン版「ファイアーエムブレム」のリメイク版と、SFオリジナル版がセットになった
とてもお得な任天堂のシミュレーションゲームです。

まず電源を入れましょう!任天堂のロゴマークがでます。よく見てください。
ポリゴンです!当時はポリゴン技術はこの程度でも感動的でした。
ゲームを開始すると、うにゃうにゃとストーリーの説明があって、ゲームが始まります。
私はこのゲームを借りてやっていたのですが、説明書が無かった上に、
このタイプのシミュレーションやるの初めて
という 悪条件が重なり、いきなり死亡及び挫折の連続でした。

それでも4面まで来た時…ここはファイアーエムブレムでも1,2を争う有名な面です。
味方の司祭レナのお兄さん、マチスが出てきて、レナが話し掛ければ味方になるのですが。
このマチスは「バカ兄貴」の名に恥じず、
「どこだレナ!レナー!」みたいなことを叫びつつ、次のターンに備えて近くまで来ていた妹を
ボコボコのケチョンケチョンにしてくれます。リセットです。

ファイアーエムブレムは、一度死んだユニットはほぼ生き返らせることが不可能なので、
完璧なエンディングが見たいなら誰か死んだらリセットするしかありません。

かくして私は、この面だけで35回もリセットボタンのお世話になりました!

その理由のひとつは、マチスの次のターンの行動範囲を見る事ができるのを知らなかった事にあります。
このタイプのシミュレーションなら当たり前なのだけど、やったことないので仕方ないです。

死んだら即リセットなので、悲劇がたくさん発生しました。
計算外の要素「クリティカルヒット」で死んだり。
当たる確率が10%そこそこの飛び道具を2回連続で食らって死んだり。
「中断セーブ」と「ターン終了」が隣同士で、手が滑ってターン終了にしてしまって死んだり。

私は、6面くらい、総リセットボタン押し回数が100回を超える頃に、やっと攻略本を買いました。
買ってから思ったことは「最初から買えばよかった」。

攻略本を買ったものの、私はネタバレするのを好まないため、先の方はあまり読まない傾向にあります。
一部の最終面が近くなってきた頃、大変な事に気付きました。
ラスボスはマルス王子でしか倒せないのです!
何が大変って、私は「マルス王子」を箱入り息子に育ててしまっていたのです。
王子は最初、大変貧弱なので無理に使う事もないかと思ってずっと後ろの方で待機させてました。
このもやし王子に暗黒竜が倒せてたまるか!
結局、残りHP1まで部下で減らして、王子にとどめを刺して頂いたのですが…。

で、このゲームはゲームバランスやマップ構成、アイテムなどがよく出来ていて面白いです。
キャラごとのストーリーもよく出来ていて「好きなキャラ」が出来る事請け合いです。
ただ、好きになったキャラが成長率の悪いキャラの場合、かなり苦労します。
私の場合も「エルレーン」っていう魔法使いを好きになったばかりに、かなり苦労しました。
昔から苦労性だったんだなぁ。


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