カエルの為に鐘は鳴る(GB)

私の大好きなアクションRPGです。 確か、ゲームボーイ初の4MBソフトです (今考えれば、たった4MB‥)。

ストーリーはオーソドックスで、悪にさらわれた姫を、ライバルと競争しながら助けるというもの。
ライバルがいる分、多少はひねりがあると言えばあるような気もします。
ところで、ストーリーはオーソドックスなのですが、展開があまりオーソドックスじゃありません
普通のRPGは、少しずつ目標をクリアしながらエンディングに近づいていきます。
このゲームもその辺は同じなのですが、目標が普通じゃありません

例えば、岩があって道が通れません。その岩をどかすには、パワーグローブが必要です。
そのグローブを研究開発してる人が、寿司屋でグチってます (寿司屋のグラフィックだけ、なんか凝ってたのは気のせいか‥?)。
聞いてみると、寿司にワサビが入ってないのが気に入らないらしいです。
というわけで、 姫を助けたいのに、気付くとジャングルでワサビを探しています
すごい遠回りです。そんなヒマがあるなら、岩なんか乗り越えて行けよ、と忠告したくなります。
‥という、多発する遠回りイベントをいくつか終えると、 「えっ、もう?」という感じで姫を助けることが出来ます。
いや、むしろ、「そっか、姫を助けるのが目標だったんだっけ。
ところで、姫の名前ってなんだったっけ?
というのが正確な感想だったような気がします。
ちなみに、ミルフィーユ姫といいます。登場人物や街の名前が、お菓子の名前なんです (他に、サブレ王子など‥)。
ジャングルでワサビを探したりしてるうちに姫のことなど忘れてました。
これほど姫の存在感が薄いゲームも珍しいです。

有名な本の題名をもじってつけたソフト名といい、謎なストーリー展開といい、お菓子の名前をつけるセンスといい、やるしかないです 。
ちなみに、アクションは結構操作性がいいです。
やってて、ストレスがたまるゲームではないです
むしろ笑えるハズ‥なので、ぜひどうぞ。ヨドバシカメラ新宿西口店で、 新品980円でした(99/09/06調査)。
‥ん、安いような気がするぞ?
やっぱりクソゲ‥あわわ、世間の人には認められないのでしょうか‥(しかし、売ってたことに感心)。


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